将棋のプロ棋士養成機関「奨励会(しょうれいかい)」の最終関門にあたる「三段リーグ」の対局が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、出口若武(わかむ)三段(23)=兵庫県明石市在住=と、黒田尭之(たかゆき)三段(22)=松山市在住=がプロと認められる四段への昇段を決めた。4月1日付でのプロ入りとなる。
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終局後の報道陣の取材に対し、出口三段は「強さを求めていける棋士になりたい」、黒田三段は「1局でも多く勝ちたい」と抱負を語った。
三段リーグは半年で18局指し、原則、上位2人がプロになれる。今期は33人の三段が参加し、3月3日に全日程を終えた。出口三段は14勝4敗、黒田三段は13勝5敗。プロ棋士に昇格する上位2人の枠を、今期は関西勢が占めた。
■出口三段、黒田三段…