ゴルフのプロを認定する日本プロゴルフ協会(PGA)が今年から、男性に限ってきた「ティーチングプロ」(TCP)の会員募集を女性にも広げると発表した。ところが、この動きに対して日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が「待った」をかけている。
ゴルフのプロには、トーナメントの賞金を収入源とするツアープロのほか、ゴルフ場や練習場で指導するレッスンプロのTCPがある。これまで男性はPGA、女性はLPGAがそれぞれ資格を認定してきた。
PGAは1月、資格認定を女性にも広げることを発表した。PGAの定款には会員募集に男女の区別がなかったにもかかわらず、募集要項では受験資格を「満20歳以上に達する男性」に限定していたことが内部で指摘されたからだ。要項を変更し、来年度以降は男女を問わず会員を受け入れることを決めた。
PGAの倉本昌弘会長によると、これまで企業や練習場から女性指導者の派遣を求められた際には断っていた経緯があるという。今後は女性会員が入ることで、そうしたニーズにも対応できるようになる。PGAは5月をめどに2019年度の募集日程などを決めるという。
ところが先月、この決定に対し…