(三重・東建多度CC名古屋 7081ヤード=パー71)
男子ゴルフの今季国内開幕戦、東建ホームメイト杯は21日、最終ラウンドがあり、4位から出たブレンダン・ジョーンズ(豪)が1イーグル、5バーディー、ボギーなしの64で回り、通算15アンダーで逆転優勝した。2016年のANAオープン以来のツアー通算15勝目。1打差の2位はマシュー・グリフィン(豪)。さらに1打差の3位は小田孔明。池田勇太は8位。昨季賞金王の今平周吾と出水田(いずみだ)大二郎は18位。大会連覇を狙った重永亜斗夢は37位だった。
元賞金王・小田「まずまず」
昨季は6位が最高位だった元賞金王の小田孔明。国内開幕戦で3位となり、復活の兆しを見せて「まずまずでしょう」。得意のコースで後半に入って3連続バーディーなどでトップを猛追したが、16番に痛恨のボギーで万事休すとなった。この日は最終組で「チーム孔明」として一緒に合宿する出水田大二郎と回り、出水田は18位に沈んだ。「大二郎にはこういう経験が生きる」とねぎらった。
44歳ジョーンズ、3年ぶりV
日本本格参戦19年目の44歳、ブレンダン・ジョーンズが7年ぶりに国内開幕戦を制した。「今は信じられない気持ちでいっぱい」。オフに力を入れたパット練習の成果が18番で出た。重圧がかかる場面で5~6メートルのパットをきっちり決め、1打差でマシュー・グリフィンを振り切った。「練習を信じた。最後に決められてよかった」と喜んだ。
大会中は背中に痛みを感じながらプレー。開幕前には2年以内での引退を考えていたが、「また勝つことができて(いつ引退するかは)わからなくなった」と話した。