男子ゴルフの石川遼が「悲劇」に襲われた。名古屋GC和合で開かれた中日クラウンズ(2~5日)で、第1ラウンドを11オーバーの81で回り、翌日朝には腰痛のため棄権を申し入れた。2010年大会では18ホールのツアー最少記録となる58をマークした石川。記録にも記憶にも残る地で何が起きたのか。
「腰が抜けた」石川遼、バンカーショット3度も土手に
もともと4月の国内開幕戦を腰痛のため欠場。今季初戦となった中日クラウンズの初日は1番こそバーディーだったが、8番でティーショットを打つ際に「腰が抜けた感じがした」。その直後は足が動かなくなった。11番(パー4)では、バンカーショットを土手に3度同じようにぶつけ、このホールは「8」をたたいた。
9番以降もプレーを続行したが、痛みをかばって歩く姿は痛々しくも見えた。結果、初日は108人中107位と大きく出遅れた。途中でやめようと思わなかったのかと問われ、「初めての経験なので、本当にどうしたらいいか分からなかった」と答えた。
翌日、石川は一夜明けても回復…