国土交通省は5日、三菱電機のエレベーター765台のブレーキアームが、国認定の強度を満たさないことがわかったと発表した。国交省は安全性能に問題がないと確認したとしているが、同社は全て国の認定に合ったものに付け替える。
ブレーキアームはエレベーターを上げ下げする巻き上げ機で使われている。
問題となったものは、ブレーキの制動力を出すための強度が約2割、申請より低かった。
エレベーターは2009年10月から18年12月までに出荷された。主な設置場所は東京都(152台)が最も多く、大阪府(91台)、愛知県(60台)が続く。
大半は工場・倉庫や事務所、商業施設で使われているという。