張栩名人(39)への挑戦権を争う第44期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦は7日、第4ラウンドの緒戦となる芝野虎丸七段(19)―孫喆(そん・まこと)七段(23)戦が、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれる。
ライブ中継、7日午前10時から
2月までの第3ラウンドを終えて、河野臨(りん)九段(38)が開幕3連勝で単独首位に立ち、芝野七段(2勝1敗)、孫七段(1勝1敗)ら4人が1敗で追う今期リーグ。優勝候補の前名人、井山裕太五冠(29)が1勝2敗と予想外のつまずきを見せ、混戦に拍車をかけている。
1人が8局打つリーグ戦は、通常、全勝~1敗が単独挑戦、1~2敗がプレーオフ圏内とされ、3敗すれば残留争いに回る。ともに1敗の芝野、孫にとって、本局は優勝争いにくらいつく大事な一戦となる。
朝日新聞デジタルでは対局開始の午前10時からライブ中継し、2人と同世代の一力遼八段(21)が、戦いの佳境を迎える午後3時から終局まで同時進行で解説する。(大出公二)