第13回プロ・アマ囲碁名人戦(朝日新聞社主催、日本棋院後援)が21日、東京・築地の朝日新聞東京本社で打たれ、張栩(ちょうう)名人(39)がアマ名人の東京理科大1年、栗田佳樹さん(20)に274手までで白番中押し勝ちした。
アマがプロに先番6目半の逆コミをもらうハンディ戦。栗田さんは序盤早々につまずき、コミ分のハンディが吹き飛ぶ厳しい戦いを強いられた。中盤以降は互角の読み合いを見せて終盤勝負に持ち込んだが、最後に力尽きた。
会場の東京本社では大盤解説会も開かれ、約80人が熱戦を楽しんだ。プロ・アマ戦はこれでプロの8連勝。通算でプロの9勝3敗(第5回は東日本大震災の影響で中止)となった。(大出公二)