大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)の辞職表明を受け、自民党は対立候補の擁立作業に本格的に着手した。同党大阪府連は9日、緊急会議を開き、「反維新」勢力を結集する方針を確認。ただ、具体的な候補者の発表は週明け以降になりそうだ。
松井氏「公明にだまされたまま…」 維公決裂の舞台裏
自民関係者によると、自民幹部らが8日、東京都内で大阪出身の男性俳優と面会。知事選への立候補を打診した。回答は保留されたという。そのほかにも複数の名前が挙がっている。
大阪市内のホテルで開かれた9日の会議には、同党国会議員や地方議員ら約110人が参加した。松井氏らの辞職表明に伴うダブル選について、左藤章府連会長は「市民・府民不在の暴挙。党利党略だ」と批判。「他党と一緒になって、選挙を勝たせてほしい」と強調した。
会議では、候補者決定を左藤氏…