相次ぐ仮想通貨の流出事件。不正に流出させた疑いで初めて立件されたのは、18歳の少年だった。「ゲーム感覚」と語っているとされ、安易にサイバー犯罪に手を染める10代の姿が垣間見える。事件からは仮想通貨をめぐるルール整備の遅れも浮かぶ。
8千回ボタン連打、システムに欠陥 仮想通貨の詐取事件
捜査関係者によると、仮想通貨「モナコイン」を詐取したとして警視庁に書類送検された少年(18)は、幼少期にパソコンを父親に買ってもらい、サイバー空間に興味を持ったという。昨年8月、東京・秋葉原へ。イベントでモナコインを贈る「ギフトコード」をもらい、通常なら1回しか使えないコードを複数回使えないか考え始めた。
その中で処理の遅さにいら立ち…