飲料大手ダイドーグループホールディングス(大阪市)は14日、同社のメールアカウントに不正なログインがあり、新卒採用候補者の名前や住所、電話番号などの個人情報が最大で1023人分漏洩(ろうえい)した可能性があると発表した。
子会社のダイドードリンコが数年前から新卒採用で使っていたメールアカウントが、何者かに不正にログインされた。グループ内の従業員993人の個人情報も漏れた可能性があるという。
広報担当者は「メールアカウントのパスワードが簡易だったため」とみており、現在は使用を停止している。このアカウントから中国語や英語で書かれた不審なメールが、採用候補者とは関係のない企業や団体に計115件送られ、11月21日に受信者からの指摘があったという。(久保田侑暉)