南海電鉄は26日、大阪府岬町のレジャー施設「みさき公園」の事業から来年3月末で撤退すると発表した。来場者の減少が続き、2017年度はピーク時の半分に落ち込んでいた。来春まで事業の継承先を探すという。
みさき公園は1957年に開園。動物園をはじめ、イルカショーや大型プールを楽しめる総合遊園地として人気を集めた。89年度には家族連れや学校の遠足などで72万人が来場した。しかし、その後はレジャーの多様化などで来場者が減り、17年度は36万人に減少。同年度は3億円超の営業赤字となるなど、事業の継続が困難と判断したという。