詰将棋をいかに速く、正確に解けるかを競い合う第16回詰将棋解答選手権(朝日新聞社など後援)のチャンピオン戦が31日、行われ、高校生棋士の藤井聡太七段(16)が5連覇を達成した。前半3位から逆転に成功した原動力となったのは、持ち前の読みの力と勝負強さだった。
名人への道 藤井聡太
永世七冠 羽生善治
東京、大阪、名古屋の3会場で、プロとアマあわせて98人が参加した。名古屋会場では藤井七段と共に、この大会で優勝経験がある斎藤慎太郎王座(25)も出場した。
大会は第1ラウンド(1R)と第2ラウンド(2R)に分かれ、39手詰め以下の詰将棋が5問ずつ出題される。制限時間はいずれも90分。点数が同じ場合は解答時間が短い方が上位となるため、解く速さも重要だ。
5連覇がかかる藤井七段は、1…