米ボーイングの主力小型機「737MAX」2機がインドネシアとエチオピアで相次ぎ墜落した事故で、同社のデニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)は4日、失速防止システムの誤作動が事故につながったことを初めて認めた。事故の犠牲者に対しても「sorry(遺憾・申し訳ない)」との言葉を初めて使い、同社に一定の責任があることを認めた。
エチオピア当局がこの日、事故調査の暫定報告を明らかにしたことを受け、ミュイレンバーグ氏はビデオメッセージを公表。冒頭に「私たちボーイングは事故で失われた命を申し訳なく思う」と述べた。これまでは「深い悲しみ」の表明にとどまっていたが、初めて「謝罪」(米メディア)に踏み込んだ。
二つの事故の原因として疑われている失速防止システムについては、「センサーからの誤った情報に基づいて作動したことは明白だ」と述べ、事故への関与を初めてはっきり認めた。
ボーイングや米連邦航空局(F…