日本銀行が5日発表した3月の「生活意識に関するアンケート」で、1年前と今を比べた消費者の景況感を示す指数が、前回調査(昨年12月)から4・9ポイント落ち、マイナス19・2となった。2016年12月以来の低水準。この3カ月で景気減速を示す統計指標の発表が相次いでおり、消費者心理に影響を与えていそうだ。 指数は、今の景気が1年前と比べて「良くなった」と答えた割合から「悪くなった」の割合を引いた数字。悪くなったと答えた割合は24・0%で、前回より2・4ポイント増えた。1年後の景気が今より悪くなるとした割合は39・3%だった。 1年後の物価が今より上がると予想した割合は、「かなり」「少し」を合わせて計78・7%。前回より1・2ポイント増え、15年9月以来の高水準。加工食品の値上げ表明や原油価格上昇の影響とみられる。(湯地正裕) |
消費者の景況感、2年3カ月ぶりの低水準に 日銀
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