セブン&アイ・ホールディングスは15日、セブン―イレブンで販売するコーヒー「セブンカフェ」に、自然界で分解される植物由来のプラスチックを使ったストローを試験的に導入すると発表した。秋から始め、他のプラスチック製品にも広げる方針だ。
今回使う「生分解性プラスチック」はカネカが開発した。植物油脂などを原料とし、海水や土の中の微生物によってほとんどが水と二酸化炭素に分解されるという。導入の背景にあるのは、プラごみが劣化してできた5ミリ以下の粒「マイクロプラスチック」が、海洋汚染の原因として世界的に問題視されていることだ。米スターバックスも、2020年までに世界の全店で既存のプラ製ストローをやめ、生分解性プラなどに切り替える方針を発表している。