2020年東京五輪のチケット抽選販売受け付けが9日午前10時、大会組織委員会の特設サイト(
https://ticket.tokyo2020.org
)で始まった。正午からは都内で、自転車BMXフリースタイルの中村輪夢選手や、お笑い芸人の渡辺直美さんらが抽選参加のデモンストレーションなどをするイベントが開かれた。28日午後11時59分まで受け付けており、抽選結果は6月20日に通知。当選者は7月2日までに購入手続きを行う。
今回の申し込みは全てインターネットで、希望者は事前に組織委の専用サイト(
https://id.tokyo2020.org
)で住所や氏名などのID登録が必要。IDは一人につき一つで、開閉会式は2枚、メダルが決まるセッションは4枚、そのほかは6枚など上限があり、最大申込数は第1希望30枚、第2希望30枚の計60枚。最大当選枚数は30枚で、期間内ならいつ申し込んでも当選確率は変わらない。
席種はA~Eの最大5種類で、最高額は7月24日午後8時開始の開会式A席で30万円。競技の最高額は、陸上の男子100メートル決勝(8月2日夜)などがある新国立競技場のA席で13万円。一方、サッカーなどで2500円のチケットを売るなど、全体の半分以上が8千円以下。12歳以下や60歳以上、障害者を含む家族やグループ(最大8人)向けに、1枚2020円のチケットもある。
チケット販売は今後、今秋から冬にかけて先着順販売を始めるほか、来春には東京都内の販売所で発売する。組織委は、チケットを入手したが観戦に行けなくなった人が公式サイト上で定価で転売できる仕組みを準備する。