「やるのも辛(つら)い。見るのも辛い」「キングオブマイナースポーツ」。半世紀ぶりに国内で世界大会が開かれている「近代5種」が、こんなPRで注目されている。
近代5種はフェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングの5競技で競う。近代五輪の創始者クーベルタン男爵が古代5種になぞらえて提唱したのが競技の始まりとされ、1912年のストックホルム大会から五輪に採用されている。2020年東京五輪のテスト大会を兼ねたワールドカップファイナルが27日から、東京都調布市で開かれている。
「キング・オブ・スポーツ」と称され欧州では人気だが、国内の知名度は低い。日本近代五種協会によると、日本の競技人口は約40人。警視庁や自衛隊体育学校の所属選手が多く、16年のリオデジャネイロ五輪代表は元々、水泳や陸上の選手だった。
そんな競技に、日清食品が目を…