音響機器大手オンキヨーは15日、主力の家庭用AV事業の売却に向けた協議を米音響メーカーのサウンド・ユナイテッドと始めたと発表した。オンキヨーは2018年3月期まで5期連続で純損失を出しており、経営再建を進めていた。
家庭用AV事業の売上高は346億円にのぼり、売上高全体の約7割を占める。営業利益は25億円で、唯一の黒字事業だった。
15年3月にパイオニアのオーディオ事業を統合した子会社が含まれ、主力製品のヘッドホンやイヤホン、アンプなどがある。具体的な売却の規模や金額は公表していないが、6月末にも譲渡契約を結ぶ方針だ。
2000年代にスマートフォン…