作家・津原泰水(やすみ)さん(54)の刊行予定だった文庫が、百田尚樹さんのベストセラー「日本国紀」を批判したことがきっかけで出版中止になった。その経過をネット上で明かしたところ、版元である幻冬舎の見城徹社長に著書の実売部数をツイートされた(後に削除)。渦中の作家はいま何を思うのか。話を聞いた。
65万部発行「日本国紀」とは? 盗用疑惑に異例の修正
幻冬舎社長ツイートに批判 「日本国紀」巡り作家と対立
――見城社長は、「本来書くべきことではなかったと反省しています」と削除し、謝罪しましたが、この対応をどう思いましたか。
「謝罪の対象が分かりませんでした。僕でしょうか?誰なんだろうと思いました」
「(本の売り上げの)金額とし…