イラン外務省のムサビ報道官は28日の定例記者会見で、安倍晋三首相のイラン訪問について、「日本政府と日程などを最終調整中だ」と述べた。訪問が実現すれば、1978年9月の福田赳夫首相以来となる。日本政府はこれまで、公式には訪問を認めていない。
ムサビ氏は会見で、「安倍首相の訪問は、長く続く両国間の関係で重要だ。しかし、我々は仲介という言葉は使わない。地域情勢における懸念に関して、意見交換を行うことは歓迎する」とも語った。
安倍首相のイラン訪問では、米国とイランの対立が激しくなるなか、仲介役を果たせるかに注目が集まっている。ただ、両者は約40年間にわたって敵対しており、関係の改善は容易でない。
ムサビ氏の発言には、イラン国…