トランプ米大統領と安倍晋三首相の大相撲観戦の前日、政府が国技館の全ての座布団を金属探知機に通し、鍵をかけた部屋にしまっていたと河野太郎外相が1日の講演で明らかにした。入場者は座布団などを投げる行為を禁止されていたが、念のための措置だったという。
河野氏は高知県南国市での講演で、5月26日のトランプ氏と安倍氏の大相撲観戦について「何かあったら(座布団がトランプ氏に)ぶつからないように、後ろのSPがばばっと立ってブロックする」予定だったと明かした。トランプ氏の訪日が「結構大変だった」と振り返り、羽田空港から大統領専用機で離陸すると、「外務省のあらゆるところから『はあ』というため息がぼこぼこぼこ、とわきあがった」と語った。(清宮涼)