経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は12日、国内の従業員の約25%にあたる1200人の希望退職を募ると発表した。白山工場(石川県)を7月から9月まで一時停止し、茂原工場(千葉県)の一部ラインを9月に閉鎖する。
スマートフォン向けの中小型液晶パネルの需要が想定よりも悪化しており、追加の構造改革に取り組む。
これらの改革によって今年度に約90億円の特別損失を計上する見込み。一方、年間で約200億円の費用削減効果があるという。
また、月崎義幸社長は経営責任を取るため、社長執行役員兼最高経営責任者を9月30日付で辞任し、役員報酬や管理職の給与も一部削減する。