サッカーJ1のFC東京に所属する日本代表MF久保建英(18)が、スペイン1部リーグの名門レアル・マドリードに移籍間近であることが14日、分かった。スペイン紙「マルカ」(電子版)によると、レアルは久保建に年俸100万ユーロ(約1億2200万円)近くの5年契約、FC東京には200万ユーロ(約2億4400万円)の移籍金を条件提示し、正式契約に迫っている。移籍が実現した場合、久保建はまず3部リーグ所属のBチームでプレーする。
サッカー日本、2―0で勝利 18歳久保もデビュー
久保建は10歳でレアルのライバルチーム、バルセロナの下部組織に加入したが、18歳未満の国外移籍を制限する国際サッカー連盟(FIFA)の規定違反とみなされ2015年に帰国した。今月4日に海外移籍が解禁される18歳となり、当初は古巣のバルセロナ復帰が濃厚とみられていたが、条件面で折り合いがつかずレアル移籍に傾いたもようだ。
久保建は今季、FC東京で主力に定着し、日本代表でもデビューした逸材。現在は南米選手権出場のためブラジル入りしている。来年の東京五輪でもエースとして活躍が期待される。レアルは国内リーグ優勝33度、欧州制覇13度と、ともに最多を誇る世界屈指のクラブ。(時事)