サッカーのJ1鹿島は12日、日本代表MF安部裕葵(ひろき)(20)がスペイン1部バルセロナに移籍すると発表した。移籍金は推定で200万ユーロ(約2億4千万円)。当面は若手の育成の場になっている3部リーグのBチームに所属し、トップチーム昇格を目指す。
バルサ、鹿島の安部に正式オファー 今夏の獲得目指す
安部は東京都出身で、広島・瀬戸内高を経てプロ3年目。身長171センチ、体重65キロと小柄ながら攻撃センスが光る攻撃的MFだ。1年目にJ1デビューし、J1通算で49試合に出場して4得点。昨年のアジア・チャンピオンズリーグを制覇したメンバーの1人で、今年6月17日にあった南米選手権のチリ戦で日本代表デビューを果たした。
安部はBチームに所属するが、アルゼンチン代表FWメッシらがいるトップチームと練習することも多いとみられ、けが人やチーム状況などによってはトップでのベンチ入りや試合出場も可能だ。今夏、J1神戸やイングランド1部チェルシーと対戦するバルセロナの日本ツアーに参加する可能性もある。