ホルムズ海峡付近で日本企業が運航するタンカーが攻撃を受けたことについて、世耕弘成経済産業相は14日の閣議後会見で「引きつづき高い関心をもって状況を注視していきたい」と話した。「日本のエネルギー安定供給に問題が生じることはない」との認識も示した。
日本は原油の輸入の9割近くを中東に頼っている。世耕経産相はホルムズ海峡付近の海域での安全確保が「日本と国際エネルギーマーケットにとって極めて重要だ」と述べた。
15日からは、主要20カ国・地域(G20)エネルギー環境閣僚会合が長野県軽井沢町で開かれ、日本は議長国を務める。世耕経産相はエネルギーの安全保障が「各国大臣間で共有されるべき重要な政策課題だ」とし、会合で議論を深める考えを示した。