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Tシャツに響かない、専用インナー品薄 想定外の人気

夏場に着るTシャツで気になるのが、汗じみや生地の透け具合。グンゼがそんな悩みを解決しようと専用下着を売り出したところ、若者を中心にヒットしている。品薄が続くほどだという人気の理由とは?


同社が3月に売り出したのがTシャツ専用下着「in.T(インティー)」だ。薄い生地で、Tシャツの首もとからはみ出ないように襟ぐりが深めのデザインにしてある。Tシャツに形が浮き出ないように襟ぐりや袖口の縫い目をなくし、袖なしのタイプも汗を吸いやすくするためわきの部分に生地を少し残した。白と黒、ベージュの3色。希望小売価格は袖なしが税抜き1500円、袖付きが1800円。


今回の開発に向けて、男性約1千人を対象にしたインターネットによる独自調査では、20代の半数が「Tシャツの下にインナーを着る」と回答した。ただ、Tシャツの首もとから下着がはみ出るなど、見た目の悪さが悩みだったとされる。


グンゼ社内でも発売前、本当に売れるのかと慎重な声があった。それでもアマゾンなどのネット通販で「Tシャツ専用」と銘打って出すと、色やサイズによっては欠品になるほどの人気になった。想定の3倍のペースで売れているという。開発担当者は「潜在需要をうまくとらえることができた」と話す。(大川洋輔)


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