トランプ大統領との一騎打ちに臨むのは誰か――。2020年秋の米大統領選に向けた野党・民主党の候補者指名争いで、最初のテレビ討論会が26日、フロリダ州マイアミで始まった。前代未聞の24人が立候補し、うち20人が2日間にわかれて10人ずつ火花を散らす。世論調査ではジョー・バイデン前副大統領が支持率トップだが、新星は現れるか。最後まで勝ち残った者が挑戦権を獲得する「バトルロイヤル」討論会のゴングが鳴った。(マイアミ=土佐茂生、香取啓介)
初日の参加者はウォーレン上院議員やオルーク前下院議員、ブッカー上院議員ら。この日の参加者の中で世論調査の支持率が最も高いウォーレン氏を中心に、10個の演台が並ぶステージに勢ぞろいした姿はまるでクイズ番組のようだ。
各候補者は1分以内で政策を訴える。オルーク氏は得意のスペイン語を交えてアピール。穏健派のクロブシャー上院議員が現行の医療制度を徐々に拡充させると持論を述べると、ウォーレン氏は「それでは不十分だ」と反論した。
候補者24人の最高齢は77歳で、最年少は37歳。女性は史上最多の6人に上る。アフリカ系、ヒスパニック系、アジア系、サモア系と人種も多彩だ。
直近の各世論調査によると、支…