首都圏を中心に子供服店を展開するマザウェイズ・ジャパン(大阪市)と関係2社が6月30日に大阪地裁へ自己破産を申請し、7月1日に保全管理命令を受けたことが帝国データバンクの調べでわかった。全国の約100店舗は近く閉店する見通しだという。負債は3社で計約72億4千万円。
マザウェイズ・ジャパンは1991年設立。「motherways(マザウェイズ)」のブランドで、主にショッピングセンターに出店してきた。企画した服やベビー用品を中国の業者に委託生産することで、手頃な価格で提供していた。2019年1月期の売上高は約83億円に達したが、同業他社との競争激化などで、採算が悪化。急速に店舗を増やしたことで借入金も増え、資金繰りが苦しくなったという。(生田大介)