|
(11日、高校野球福岡大会 福岡水産8―5戸畑工) ニュースや動画をリアルタイムで!「バーチャル高校野球」 3点リードで迎えた九回裏。福岡水産の石元涼我君(3年)は2人を打ち取ると、マウンドに内野手を呼び集めた。「どうしたらいい?」 春の福岡中央地区大会2回戦。4点リードの九回に石元君が満塁本塁打で同点にされ、逆転サヨナラ負けを喫した。この日は8点を先行したが、5点を取り返された。四球や長打で走者を出すたびに春の記憶がよみがえる。勝利を目前にしてもなお、「正直びびっていた」。 マウンドに集まった仲間に言われた。「とにかく楽しめ」。深呼吸し、思い切り腕を振った。飛球を三塁手の小林東生君(2年)に任せようとすると声がかかった。「ピッチャー!」。最後のアウトを自ら取り、グラブを高く掲げた。「今まで続けてきた練習が、この一球につながっていると感じた」。エースの自覚を新たにした初戦だった。(狩野浩平) |
よみがる春の記憶、振り払った仲間の言葉は「楽しめ」
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
高校1年生が球審デビュー 選手は驚き「マジっすか」
折尾愛真、初回から大量失点 福岡では昨年代表2校敗退
「教えない」のが難しい 監督が一度だけ説いた心構え
父は元ホークスの城島さん 光る守備力、でも将来は…
「主将」たちでつかんだ1点 経験者10人、衝突越えて
サヨナラ3ランを放っても反省「ふがいない投球した」
精華女子、こだわりの101 吹奏楽とダンスで球児応援
延長戦で決勝打→すぐに医務室へ…相手選手が気になって
空を切ったバット「悔しい」 粘った球児10人の一体感
福岡のシード校、練習で調理実習? 夢が変わった部員も
納得の変化球で完全燃焼「野球はこれでやめるつもり」
あと1点でコールド負け回避 2死満塁で唯一の3年生は
昨秋の悔しさ糧に振り込み 頼もしい主将、サヨナラ打
26年ぶり勝利つかんだ 基本に立ち返り「歴史変える」
脱上下関係、3学年は「親・子・孫」密な関係で支え合い
主砲が放った創部初安打 1年生だけで臨んだ夏の舞台
ソフト上野の母校、創部3カ月で大善戦 のびのび8安打
職人気質の監督、説いた3つの教え 今も選手たちの心に
野球ノートで開花、決勝の延長10回にHR 監督が発破
甲子園のベンチで倒れた「鬼」 受け継がれたスタイル
二死満塁、笑み浮かべ打席へ モットー「野球を楽しむ」
大差・コールド負けにもほのかに充実感 「やりきった」
兄弟だけの部活…春に2人増え「仲間いることうれしい」
「もう辞めてやる」2年生全員が退部宣言 1年経った今
昨夏「南」の決勝、初戦で再現 福岡大会組み合わせ決定










