さまざまな方法でリベンジ的消費を醸成
消息筋によると、いくつかのリベンジ的消費の兆しが現れただけでなく、これからリベンジ的消費の大きな波がやって来る可能性があるという。ネットユーザーからは、「絶対リベンジする。感染が終息したら、一日中魚の煮込みを食べて、一日中映画を見て、一日中ショッピングセンターをブラブラする」といった声も聞こえてくる。
ユーザーの中には、「火鍋を3回、焼肉を2回、シャンプーとサウナとマッサージに行く」といった心づもりをする人もいる。
国家発展改革委員会など23当局がこのほど共同で通達した「消費の容量拡大・品質向上を促進し強大な国内市場を加速的に構築することに関する実施意見」は、消費を促進する体制・メカニズムの改善を急ぎ、消費環境の改善を進めるとしている。
地方の様子をみると、最近は南京市が市民に3億1800万元分の買い物券を配布し、レストラン、スポーツ、図書、農村観光などに使えるという。大まかな統計によれば、南京だけでなく、済南市と寧波(ニンポー)市も買い物券を配布して消費を喚起している。江西省は週末を2.5日間にするなど柔軟に息抜きの時間を設けて文化観光の振興をはかろうとしている。
企業レベルをみると、京東が18日、複数のブランドと提携して15億元分の買い物券を発行した。アリババ系生鮮食品スーパーの盒馬鮮生によると、「埋め合わせ的消費が徐々にヒートアップしている。3月20日から22日にかけて、盒馬は上海で『年越しのやり直し』の提案をした。お正月によく食べる高級食材に焦点を当て、価格を引き下げて、上海市民にお正月に食べられなかったおいしいものを改めて食べてほしいと考えたからだ」という。
盒馬上海支社の常于氷社長は、「2月の最後の1週間から、盒馬の受注が徐々に上向き、感染状況が深刻だった時には忘れられていたシーフードや輸入果物などの売り上げの割合が徐々に通常の水準に戻ってきた。3月2日に無料配送を再開すると、受注は25%以上増加した」と話した。