馬化騰氏が馬雲氏と並び初めて中国富豪トップに
この2ヶ月間には、中国の企業家上位10人が合わせて2890億元の損失を被った。馬化騰氏が初めて馬雲氏と並んで中国の富豪トップに立ち、資産額はいずれも2900億元だった。しかしながら、馬化騰氏の資産は約2ヶ月で7%目減りし、馬雲氏も9%目減りした。江蘇恒瑞医薬と翰森製薬のトップの孫飄揚氏および鍾慧娟氏夫妻は許家印氏と李嘉誠氏を抜き、資産額2020億元で3位になり、順豊速運の王衛氏はベスト10圏外となった。
富豪9人の資産が流れに逆らって増加 全員中国から
同報告の指摘によると、世界トップ100社の経営者のうち、この2ヶ月ほどで資産が減少した人は86%を占め、現状維持が5%、増加した人は9%しかいなかった。そしてこの9人はすべて中国出身の富豪だ。
このうち中国の豚肉メーカーの新希望集団の代表を務める劉永好氏の資産は20%増の1050億元となり、牧原股フン(フンはにんべんに分)の実質的支配者の秦英林氏と銭瑛氏夫妻の資産は16%増加して1550億元になった。
世界で人工呼吸器やその他の医療機器への需要が激増していることから、邁瑞医療の実質的支配者の徐航氏の資産も26%増加して950億元に達した。
過去約2ヶ月間で資産が急速に増加した経営者には、Web会議プラットフォームzoomの会長を務める袁征氏(50歳)がおり、資産は77%増加して565億元に達した。1月31日から3月31日までの間に、zoomの株価は91.51%上昇した。
公務員試験のカリキュラムからスタートした中公教育集団の李永新社長と李氏の母親の魯忠芳氏は、最近2ヶ月で資産が20%増加して820億元に達した。これは主に予想を上回る好調さだった決算と感染症の爆発的流行期間のネットワークマーケティングの後押しによるものだ。1月末から3月31日までで、中公教育の株価は51%近く上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月8日