中国最古の医学書と呼ばれる「黄帝内経」には、季節や節気の変化に合わせた食習慣を保つようにというアドバイスが書かれている。江蘇省・揚州大学が海外の華僑向けプロジェクトの一環として展開している「中餐繁栄基地」はこのほど、「二十四節気」をテーマにしたメニューを打ち出した。この「二十四節気」がテーマの文化クリエイティブイベントでは、クリエイティブなグルメを通して、中国伝統文化の精華がPRされている。中国新聞網が報じた。
「中国淮揚料理の郷」である揚州は、今年4月18日、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)により「世界美食の都」として認定され、世界の人々が揚州独特の美食の魅力に再び注目するようになった。
「二十四節気」メニューでは、雨水、小満、夏至、白露、秋分、大雪などさまざまな節気にインスピレーションを得て、それぞれの気候の特徴に合わせた旬の食材を使い、それぞれの節気の由来にマッチした料理が創作されている。揚州大学観光・料理学院の周暁燕院長は、「厳選した代表的な料理はいずれも揚州の美食をメインにしており、全て『中国調理大師』に認定されているシェフが中心になって調理を行った。そして、専門の撮影チームを招いて動画を製作し、作品をサイト『中餐繁栄網上課堂』にアップし、海外の国や地域の人々がそれを鑑賞したり、作り方を学んだりできるようにし、『世界美食の都』としての風格をPRしている」と説明している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月12日