外交部(外務省)の汪文斌報道官は22日の定例記者会見で「中国はEUが中国EU地理的表示(GI)保護協定の正式調印を承認したことに歓迎の意を表する。これは中国にとって外国との間の初の包括的で高水準の地理的表示に関する二者間協定であり、近年中国とEUの間で結ばれた初の重要な貿易協定でもあり、双方の経済貿易協力の深化にとって一里塚的意義を持つ」と述べた。
汪報道官は「2019年10月の中国EU地理的表示協定交渉がまとまった後、双方は各自の法律の規定に従い批准手続きを進めた。中国側はすでに手続きを完了した。この協定は中国にとって外国との間の初の包括的で高水準の地理的表示に関する二者間協定であり、近年中国とEUの間で結ばれた初の重要な貿易協定でもあり、双方の経済貿易協力の深化にとって一里塚的意義を持つ。これは中国とEU双方の民衆に新たな利益をもたらすものであり、新たに高水準の開放と知的財産権の保護を推し進める中国政府の揺るぎない決意が存分に示された」と指摘。
「中国側はEU側と引き続き双方向の開放を拡大し、実務協力を深め、互恵・ウィンウィンを実現し、双方及び世界の経済回復に貢献したい」と述べた。
地理的表示は産品の産地を示す重要な表示であり、知的財産権の一種。今回の協定は中国とEU各々100品目の地理的表示産品を保護する。発効から4年後に各々175品目を追加する。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年7月23日