新型コロナウイルスとの闘いにおいて、武漢の医療支援に赴いた医師・姚玉学さんは、当時新型コロナは必ず収束すると信じ、防護服に「息子よ、武漢で待っているから」と書いた。そして、その期待に見事に応え、このほど、桃さんの息子は武漢大学に入学した。長江日報が報じた。
9月10日、高速列車で武漢に到着した姚玉学さん一家。
武漢駅から出て、多くの車や人が行き来しているのを見た姚さんは、「これが武漢のあるべき姿だ」と話した。 秋晴れとなった9月11日、入学手続きに行く息子の姚可さんに付き添って武漢大学を訪れた桃さんは、「武漢を支援していた時、息子と武漢に一緒に行こうと約束した。その約束が今日実現した」と高揚した面持ちで話した。約半年前、姚さんは、武漢を支援する安徽省の第7陣医療チームのメンバーとして、武漢センター病院の後湖分院で医療支援に当たった。それから半年後、姚可さんは660点という高得点で、武漢大学の測量・製図学科に合格した。
姚玉学さんが防護服に書いた「息子よ、武漢で待っているから」というメッセージ 姚さんは、「これを書いたのは、頑張って武漢大学に合格できるよう息子を励ましたかったから。新型コロナはすぐに収束し、一緒に武漢に行くことができると信じていた」と振り返る。一方、当時高校三年生だった姚可さんは、「合格できないのではと心配だった。三年の前学期の模擬試験の結果では、武漢大学はちょっと難しかった」と当時の状況を率直に説明。それでも、「父は武漢で新型コロナと闘っていた。家にいる僕が父の顔に泥を塗るわけにはいかなかった。父が武漢で待っていてくれるのだから、絶対に頑張らなければと思った」という。 「武漢で出会った人、経験したことに感動」
入学手続き前日に、姚さん一家は武漢入りした。10日、姚さんは新型コロナと闘った武漢センター病院の後湖分院に息子を連れていき、当時の状況について説明した。
9月10日、小雨が降る中、武漢センター病院の後湖分院の前に長い間たたずんでいた姚玉学さん 桃さんは、連絡を取り続けている趙さん(女性)も訪ねた。
しっかりと抱き合う趙さんと姚さん 趙さんは、姚さんと会うとすぐにしっかりとその手を握りしめ、「新型コロナに感染した時、あなたが全力で治療してくれなかったら、こんなに早く回復することはできなかった。あなたは家族のように接してくれた」と、尽きない感謝の言葉を述べていた。
趙さんの家に向かう桃さん一家
しっかりと握る手が伝えるのは感謝の気持ちだけでなく、信頼そのものだ 姚さんは、「ボランティアの運転手が毎日、無償で送り迎えしてくれた。また、武漢の学生・馮子璇さんが手紙を書いて励ましてくれた。ここで経験したこと、出会った人、全てに感動させられた。そのような経験があったので、息子にぜひ武漢大学に入り、この都市で不屈の精神を感じてほしかった」と感慨を込めて語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月15日 |
「武漢で待つ」防護服に記した父の望み叶え、息子が武漢大に入学
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
中国の若者の輪郭:雇用に最も注目するのは?
中国の若者の輪郭:不動産価格・教育に一番関心あるのは?
第14次五カ年計画期間に中国の高齢者が3億人以上に
中国の家電業界にほとばしる新たな活力
変化する女性の消費観 女性を得た者が市場を獲得
中国、2020年欧州特許庁での特許出願が過去最多に
習近平国家主席とガイアナ大統領が電話会談
習近平国家主席とトリニダード・トバゴ首相が電話会談
天津市、スマートエネルギータウンが完成
全水深有人潜水艇「奮闘者」号、三亜市で引き渡し
「凍結期」続く中国大陸部最大の塩湖 青海省
知的財産権の保護を強化し続ける中国
中国代表、米英豪に人権問題を利用した内政干渉の停止を促す
中国1-2月の主要経済指標が大幅増 今年の経済のスタートを読み解く
中国、芸能人は一度の薬物犯罪で永久追放?公安部がコメント
中国、2020年に農村部にUターンして起業した人が1010万人に
モルディブが中国製新型コロナワクチンの緊急使用を承認
中英米などの科学者、3億年前の不思議な木を発見
中国は11年連続で世界一の製造大国 そのよりどころは?
在日本中国大使館:中国製新型コロナワクチンを接種した人の訪中に便宜
中国2月の一線都市不動産価格は前月比上昇幅が縮小
中国1-2月の工業付加価値額、実質増加率35.1%に
中国1-2月の物価上昇率がマイナスに
中日韓スマートシティオンラインシンポジウムが開催
若者がオンライン有料知識コンテンツにお金を払うのはなぜか?




















