福島県相馬郡の温泉ホテルで、華人の女性実業家・韓秋月さんを取材した。もう21年間福島県に住んでいる韓秋月さんにとって、相馬は第2の故郷だ。
「驚いて、怖かった!頭の中が真っ白になりました」。だが揺れが収まった後、最初に考えたのは福島県で経営する6つのレストランと1つの温泉ホテルのことだった。
開業1年の温泉ホテルは東日本大震災の津波被災地にあり、復興事業の1つでもある。計110部屋のホテルは強い揺れで建物に被害を受けた。天井板が落下したり、露天温泉のセメントに亀裂が入るなどした。
(撮影・杜瀟逸)
「2011年3月11日の大地震、津波、原発事故、台風、新型コロナ、そして今回の強い地震。災害のたびに私は、自分が試されているのだと思います。従業員たちは私を必要としています。私に勇気をくれたのは彼らです!」と韓秋月さんは語る。
従業員たちが心を一つにして協力し、速やかに対処したおかげで、一部のレストランは14日に営業を再開し、温泉ホテルも15日に完全に再開した。韓秋月さんは今も将来への自信に満ちている。「ピンチはチャンスでもある」と確信しているからだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月17日