このほど北京で開催された「21世紀フォーラム」2005年会議で、世界各国の政治家が中国の改革開放による成果を称賛し、持続可能な発展における中国の努力を評価した。また国際協力、特に中国との協力をさらに強化し、持続可能な発展を実現するべきとの考えを示した。主な発言は次の通り。
▽サミュエル・バーガー氏(元米大統領補佐官、国家安全保障問題担当)
米中関係はすでに世界で最も重要な2国間関係となった。対外開放が進むほど、中国の人民に与えられるチャンスと繁栄も増えていく。これは中国だけでなく、米国にとっても有益だ。経済の共同成長、地域の平和、世界の安定のためには、冷静で効果的な方法によって難題に対処し、両国間の共通利益を実現しなければならない。
▽ジョアキン・アルベルト・シサノ氏(モザンビーク前大統領)
全人類の持続可能な発展の実現には協力が欠かせない。その実現過程においては、パートナーシップや、異文化間の意思疎通の架け橋の構築などでの協力が必要だ。
▽ヘルムート・シュミット氏(旧西ドイツ元首相)
中国の国内総生産(GDP)は20数年来、年8%の成長を続けている。世界の他の経済大国は、このような急成長とは比べようもない。国際協力をより良く実現するため、中国は法体系の整備や効果的な銀行システムの構築などで引き続き努力する必要がある。
▽ピエール・モーロワ氏(フランス元首相)
2002年のヨハネスブルグ・サミットで中国政府は、持続可能な発展の提案と世界平和とが、道は異なるが同じ終着点に至るものであり、しかも人類の運命に関わるものだということを、人々に正しく指摘した。わたしは中国政府が各国に、(持続可能な発展に関する)研究計画や科学技術協力の強化を促していることに賛同する。(編集NA)
「人民網日本語版」2005年9月7日