このところの原油高でインフレ懸念が広がっていることから、インフレのリスクを回避できるとされる金の先物相場も高騰、東京市場でおよそ14年ぶりの高値をつけました。
15日の東京工業品取引所の金の先物相場は、指標となる来年8月限が、一時、前の日に比べ11円高い1グラム=1607円まで上昇、1991年12月11日以来、13年9ヶ月ぶりの高値をつけました。
世界的な原油高の影響で、インフレ懸念が広がっていることが最大の要因で、東京市場でもニューヨークの金相場に連動する形で値上がりしています。
また、急速な経済成長を背景に、インドで宝飾品の需要が伸びていることも一因とみられます。市場では「原油高の流れが続く限り、金相場の高値も続くのでは」との見方も出ていました。