○中日10-6巨人●
中日が打撃戦を制し、6年ぶりの巨人戦勝ち越しを決めた。一回、福留の3ランなど打者9人の猛攻で5点。二回も4連続長短打で3点を追加するなど序盤で大量点を奪った。先発のマルティネスは7勝目。巨人の連勝は3でストップ。
▽中日・マルティネス 森コーチから「お前はクビだ」と言われ続けたので勝ててホッとしている。
▽巨人・堀内監督 (ローテーションの工藤ではなく、酒井を先発)よくあること。チームの作戦上のことだから、あまり言えない。
○…中日・福留が今季97打点とし、03年の自己ベスト96打点を更新した。4安打の猛打賞に「自分の形で打てているし、打球の角度もいい」と納得の表情。打順が3番に定着してから打率5割以上をマークしており、「目標の3割、30本塁打、100打点」の大台も目前。3年ぶりの首位打者については「最善は尽くすが、ちょっと差が開き過ぎでしょう」と控え目だった。
○…3年ぶりに先発のマウンドに上がった7年目の酒井は一回に福留、ウッズの連続本塁打を含む5連打を浴びるなど、二回までに8失点で降板した。「野手の人に申し訳ないです」と、硬い表情のままバスに乗り込んだ。堀内監督も「変化球でストライクを取る本来の投球を忘れて、真っすぐが中心になっていた」と残念がった。