スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した宇宙飛行士、野口聡一さん(40)が21日、大阪府池田市のインスタントラーメン発明記念館を訪れ、宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を食べた感想を、開発元である日清食品の安藤百福会長(95)に報告、無重力の世界で再現された庶民の味に太鼓判を押した。
「スペース・ラム」は同社と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同開発し、今年7月に打ち上げられた「ディスカバリー」に持ち込まれた。スープにとろみをつけたり、めんを一口サイズにするなど、食べやすいように工夫されている。
野口さんは「宇宙での生活は地上の暮らしの延長で、普段食べているものを持って行きたかった。ラーメンのおいしさが、いよいよ宇宙まで進出した」と話した。【福田隆】