愛知県西尾市の中村晃毅(こうき)市長(70)が、市民税や固定資産税を滞納していた問題で、中村市長は28日に開会した市議会3月定例会の冒頭、「納税問題について心よりおわび申し上げます」と市民に陳謝した。
この問題は、中村市長が市長就任前の05年に支払うべき市民税と固定資産税百数十万円を滞納し、就任後の05年9月から06年1月の間に3回に分けて完納したというもの。
今後の対応については、傍聴者で埋まった議場で市長は「信頼される市政運営に全力で取り組んでいくことが私の責務」と述べるにとどまった。今月18日の市議会全員協議会では「議会会期中に何らかの形でけじめをつけたい」としている。【山田泰生】