アメリカの金融大手に対し、日本のメガバンクが救済に乗り出しました。三菱UFJフィナンシャル・グループはアメリカの証券業界第2位のモルガン・スタンレーに対し、最大20%を出資することで合意したと発表しました。
三菱UFJフィナンシャル・グループによりますと、第三者割り当て増資によってモルガン・スタンレーの株式の10%から20%を取得するほか、少なくとも1人の取締役を派遣する方針です。
出資額は最大で9000億円台になる見通しで、日本の金融機関によるアメリカの金融機関への出資としては過去最大規模で、モルガン・スタンレーの筆頭株主になる可能性があります。
モルガン・スタンレーはリーマン・ブラザーズの破たん以降、株価が急落し経営環境が厳しくなっていて、日本のメガバンクから出資を仰ぐことになりました。(22日22:18)