証券最大手の野村ホールディングスは、経営破たんしたアメリカの証券大手、リーマン・ブラザーズのアジア部門を買収することで基本合意したと発表しました。
経営破たんしたアメリカの証券大手、リーマン・ブラザーズをめぐっては、投資銀行部門などのアメリカの主要事業をイギリスの銀行大手・バークレイズが、およそ1900億円で買収することですでに合意しています。
野村ホールディングスはリーマン・ブラザーズのアジア部門を買収することで、3000人を超える雇用を引き継ぎ、海外事業に必要な人材を確保し、中国やインドなどアジアでの株式業務や投資銀行業務を強化する狙いです。
今後はリーマン・ブラザーズのヨーロッパ事業についても、野村ホールディングスが買収するかが焦点となります。(22日23:55)