核燃料の再処理施設がある青森県の六ヶ所村前の海域で新たな活断層が見つかりました。調査した事業者の日本原燃は、施設の耐震設計に影響はないとしています。
日本原燃は六ヶ所村前の海域の地層などを調べるため、去年11月、海上音波探査を行っていましたが、その結果、三沢市の天ヶ森の沖合およそ3キロの海底に、長さおよそ6キロの活断層が新たに見つかったと発表しました。
日本原燃によりますと、この活断層で想定される地震はマグニチュード6.8と評価され、施設が想定する地震の基準を下回るもので、耐震設計に影響はないとしています。
六ヶ所村前にある海域の断層をめぐっては、一部の専門家から「北方から施設近くまで伸びているため、耐震設計の基準を上回る地震を想定するべきだ」という指摘がありますが、日本原燃は、今回の調査で「その可能性はないことを再確認した」としています。(22日13:10)