中国は、来年の経済政策を決める年に1度の中央経済工作会議を開き、来年も積極財政をとることを確認しました。
「中央経済工作会議」は、次の年の経済政策を決定する重要な会議と位置づけられ、今年は今月5日から3日間の日程で行われました。
今回の会議で中国は、来年のマクロ経済政策について「積極的な財政政策と適度な金融政策を継続する」として、引き続き積極財政をとる方針を確認しました。
4兆元にものぼる大規模な財政出動によって、中国では、今年は経済成長が回復していますが、一方で、大量の資金が市場に流れこんだことで、不動産バブルやインフレへの懸念も強まっています。このため、インフレなどにつながりかねない不動産への刺激策については、的確に対応していく必要性が確認されました。
また、引き続き内需拡大を進め、農業従事者の都市での就職を進めるために、医療面や住居面での制度を整えていく方針も打ち出されました。(07日23:35)