アメリカ国務省のボズワース特別代表が8日、北朝鮮を訪問するのを前に、ケリー報道官は「今回の米朝直接対話の目的は6か国協議の再開だ」と改めて強調しました。
「(米朝直接対話の)目的はたいへん単純だ。それは6か国協議の再開と2005年の6か国共同声明の再確認だ」(ケリー報道官)
ボズワース特別代表のピョンヤン訪問の目的について、ケリー報道官は、「6か国協議の再開と北朝鮮の核放棄への道筋などを定めた2005年の6か国共同声明の再確認だ」と改めて強調しました。
その上で、ケリー報道官は、北朝鮮が求める米朝間の平和協定の締結問題については「議題ではない」と、協議に応じる考えがないとの立場を示しました。
一方、国務省の高官は、「北朝鮮への見返り措置は逆効果だ」と述べ、今回、北朝鮮を6か国協議に復帰させるためボズワース氏が見返り措置を提示する可能性を否定しました。(08日07:37)