イランの首都・テヘランで７日、改革派の学生らが、６月に行われたイラン大統領選の結果に対する抗議デモを行い、警官隊と衝突しました。

　デモは、アハマディネジャド大統領が再選された６月のイラン大統領選の選挙結果に抗議するもので、テヘラン大学などで行われました。

　デモ隊は、大統領選後の抗議デモの最中に死亡した学生の写真や改革派のムサビ元首相の写真などを手に大学内を行進し、参加者の一部は警官隊と衝突しました。

　ロイター通信は、警官隊が催涙ガスなどを使用し、デモの参加者少なくとも１０人を拘束したと伝えています。

　また、イラン政府は外国メディアがデモを取材することを禁止していて、ロイター通信によりますと、テヘランの中心部では携帯電話の電波が遮断されているということです。（08日02:09）