アメリカのオバマ大統領がアフガニスタンへの3万人の増派を決めたのを受け、現地駐留アメリカ軍のマクリスタル司令官が初めて、議会の公聴会で証言し、「任務は達成できる」と自信を示しました。
「任務は達成可能だ。我々は任務をやり遂げる」(マクリスタル司令官)
下院の軍事委員会で証言したアフガン駐留アメリカ軍のマクリスタル司令官は、「来年の今頃には反政府勢力の攻勢は勢いを失っているだろう」と述べた上で、「困難であることは否定しないが、我々は任務を達成できる」と自信を示しました。
マクリスタル司令官は、アフガン戦略見直しの過程で4万人の増派を主張、増派に慎重な副大統領らの反発を招くなど政権内に波紋を投げかけましたが、結局、3万人の増派にとどまったことについては、NATO軍を合わせると「3万7000人以上の増派だ」と指摘した上でオバマ大統領の決断を評価しました。
一方、今後、さらなる追加増派を求める可能性について問われると、マクリスタル司令官は「私は、大統領に対し常に最善のアドバイスを行うだろう」と述べるにとどまりました。(09日07:45)