さいたま地検は17日までに、顧客の会社経営者と共謀し、法人税や所得税計約7千万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いなどで、税理士、樋口広志容疑者(64)=東京都板橋区=を逮捕した。
逮捕容疑は、東京都内のパソコン関連会社社長と共謀し、架空の支払い手数料を計上するなどの方法で、2010年4月~13年3月に法人税約3400万円と消費税など計約1900万円を、さらに、埼玉県内の不動産賃貸業者と共謀し、賃料収入の一部を除外するなどし、11~13年分の所得税約1700万円を免れた疑い。
関東信越税理士会関係者によると、樋口容疑者は1981年3月に同会に登録した。〔共同〕