【北京=島田学】中国を初めて訪問しているウィリアム英王子は2日、北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席と会談し、英中関係の強化で一致した。習氏の年内の訪英を要請するエリザベス女王の親書も手渡した。中国の国営新華社が伝えた。香港行政長官の選挙を巡る反中デモへの対応で英中関係は一時ぎくしゃくしたが、中国側はウィリアム王子を厚遇し、関係強化の意思を示した。
会談では、習氏が趣味とするサッカーの英中間の交流を活発にすることなどが話題となった。
ウィリアム王子は4日まで滞在し、上海市や雲南省も訪れる。訪中に先立って1日まで日本を訪問した。