【香港=中村裕】トヨタ自動車は2日、2月の中国での新車販売台数(小売りベース)が前年同月比18.6%増の約6万1500台だったと発表した。7カ月連続のプラス。「カローラ」を中心に小型車の販売好調が続いている。
カローラは1万5000台強と、前年同月の2倍売れた。小型車「ヴィオス」も25%増の8000台強売れた。昨夏発売した新型セダン「レビン」も約6500台と堅調だった。
小型車以外をテコ入れする。1月には主力セダン「カムリ」の新型車を発売し、春節(旧正月)の長期休みが明けた3月から販売攻勢をかける。3月は人気の多目的スポーツ車(SUV)「ハイランダー」の新型車も発売する。市場の伸びが鈍くなる中、人気車種の新モデル発売で底上げを狙う。